昼食後の眠気の正体は「血糖値スパイク」だった

Food coma? It might be a “blood sugar spike.”

午後イチの会議で強烈な眠気に襲われるのは、単なる疲労や睡眠不足ではなく、血糖値スパイクが原因かもしれません。

血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急上昇し、その後急降下する現象です。急な血糖値変動は眠気や倦怠感を引き起こし、仕事のパフォーマンスを下げてしまいます。

Benedict, C., et al. “Postprandial glycemic control and cognitive function.” Am J Clin Nutr. 2012;95(1):80-86.

白米、パン、麺などの精製度が高い炭水化物を単独で摂取すると、急激な血糖上昇を招きます。これはまさに「暴走車」。コントロール不能な速度で血糖が上がり、その後クラッシュのように低下して眠気を引き起こします。

野菜やたんぱく質、良質な脂質を先に摂ると、消化吸収が緩やかになり、血糖値の急上昇を防ぎます。

ある研究によると、食後の血糖変動が大きい人ほど注意力や記憶力が低下することが報告されています。これは生理学的な仕組みによるものです。

Smith, M. A., et al. “Glycemic variability and cognitive performance.” Diabetes Care. 2017;40(4):554-561.

ビジネスパーソンにおすすめの血糖ハック3選

① 食べる順番を変える

野菜→たんぱく質→炭水化物の順で食べる。定食スタイルは理想的です。

② サイドディッシュをプラス

コンビニランチなら、サラダやスープを追加。これだけで血糖上昇が抑えられます。

③ 食後15分のウォーキング

軽い運動は血糖を安定させ、眠気を防ぎます。

Colberg, S. R., et al. “Exercise and glycemic control after meals in type 2 diabetes.” Diabetes Care. 2009;32(11):2109-2111.

血糖値スパイクを抑えることは、糖尿病予防だけでなく、午後の仕事効率改善に直結します。

「午後に眠くなるのは自分のせいではない」

「食べ方を工夫すればパフォーマンスは変えられる」

血糖管理は、ビジネスパーソンにとっての自己投資のひとつなのです。